切り傷、擦り傷や打撲などの外傷の治療や、粉瘤や脂肪腫などの皮膚皮下腫瘍の切除、痔核や直腸脱などの肛門疾患の治療、鼠径ヘルニアや腹壁ヘルニアなどの手術を積極的に行っています。
消化器外科としては、急性虫垂炎や胆嚢炎、腸閉塞などの救急疾患について緊急手術を含めた治療を行っています。また、胃がんや大腸がんについても手術を積極的に施行しており、手術前後の抗がん化学療法も含めて集学的治療を行っています。ご高齢の方が多い地域ですので、患者さんの全身状態や併存疾患・リスクを考慮し、ガイドラインに準じた標準治療を基本としつつも根治性と手術侵襲のバランスを考えて、患者さん一人ひとりに対して最善と考えられる手術を施行できるよう心がけております。近年では腹腔鏡手術を積極的に取り入れており、胃がんでは2割ほど、大腸がんでは8割ほどの手術を腹腔鏡で施行しています。大病院のように数多くの手術を行ってはいませんが、小規模な病院だからこそ綿密な治療・ケアができると考えています。がんの緩和医療についても、訪問看護や訪問診療を含めて積極的に行っています。
> 手術実績
外科・消化器外科
Surgery
フットケア外来
フットケア外来は、個々の患者さんの足の病態に合わせて、足の治療・ケアを行っていく外来です。陥入爪や爪周囲炎のワイヤー治療などを中心に、毎週火曜日の午前に予約制で行っています。
医師紹介
笠次医師病院長
出身大学:愛知医科大学
所属学会
- 日本外科学会(専門医)
- 日本消化器外科学会(認定医)
- 日本医師会認定産業医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
福永医師
出身大学:京都府立医科大学
所属学会
- 日本外科学会(専門医)
- 日本消化器外科学会(専門医)
- 消化器がん外科治療認定医
- 日本大腸肛門病学会
- 日本臨床外科学会
- 日本癌学会
- 日本胃癌学会
- 日本内視鏡外科学会
- 日本腹部救急医学会(認定医)
- 日本ヘルニア学会
- 日本Acute care surgery学会
- 日本緩和医療学会(緩和ケア研修会受講)
- 日本農村医学会
- 日本臨床救急医学会
- 日本離床学会(認定指導医)
- 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
- 日本医師会認定 産業医
専門分野
- 消化器外科全般
- 外傷・救急外科
- 整形外科
- 麻酔科
出版論文
- Fukunaga T, Kasanami T. Single-incision laparoscopic repair for an arcuate line hernia: a case report. Surgical Case Reports. 2021; 7(1): 196.
- Fukunaga T, Somatomo Y, Kasanami T. Gastric Intramural Abscess Caused by a Blister Pack. Clinical Gastroenterology and Hepatology. 2022; 20(5): e919.
- 福永智彦, 笠次敏彦. 経口鎮痛薬のみで軽快した原発性腹膜垂炎の3例. 日本臨床救急医学会雑誌. 2022; 25(4): 731-734.
- Fukunaga T, Somatomo Y, Kamiyama J, Kasanami T. Malignant Peritoneal Mesothelioma. Chonnam medical journal. 2022; 58(3): 133-134.
- Fukunaga T. Catheter Malposition into the Internal Thoracic Vein. Chonnam medical journal. 2022; 58(3):140-141.
- 福永智彦, 笠次敏彦. 成人の腹壁ヘルニア(疫学編). 日本ヘルニア学会誌. 2023; 9(2): 8-19.
- 福永智彦, 笠次敏彦. 成人の腹壁ヘルニア(治療編). 日本ヘルニア学会誌. 2023; 9(2): 20-32.
学会発表
- 福永智彦ほか 右鎖骨下静脈穿刺により留置した皮下埋め込み型中心静脈アクセスポートが内胸静脈に迷入した1例 第82回日本臨床外科学会
- 福永智彦ほか 特発性胆嚢穿孔の1例 第12回日本Acute care surgery学会
- 福永智彦ほか 単孔式腹腔鏡手術を施行したArcuate line herniaの一例 第122回日本外科学会